70歳古希の祝い方

古くから70歳のことを「古希」と言い、盛大なお祝いがされてきました。昔は今ほど長生きできない時代。長生きは貴重なことだったのです。

 

今では医療も進歩し、100歳時代。70歳でもまだまだ若く、老いを感じさせない方が増え、高齢者扱いされることを嫌う傾向にあります。ですので古希のお祝いは、そういった感情にも気を付けながら、ちょっと盛大な「70歳のお誕生日」というイメージでお祝いすると喜んでもらえるのではないでしょうか。

 

慣例

長寿祝いにはいくつかの慣例があります。例えばちゃんちゃんこ。還暦は赤いちゃんちゃんこですが、70歳古希になると紫色のちゃんちゃんこを着ることが慣習となっています。派手な紫のちゃんちゃんこを着るのはちょっと恥ずかしい(特に男性)ため、紫色のベストで代用したり紫色のプレゼントを贈ることが多いです。
何故紫色なのか?⇒古希の色についてはこちらのページへ

 

 

いずれにしても、主役は古希を迎えるお父さんお母さん。お父さんお母さんが普段からどのような考え方をしているのか、どのようなことに喜ぶのか?ということを、常日頃からチェックしておく必要があるでしょう。

 

贈り物、食事のメニューなど本人の意向を尊重してあげてください。「本人がしてほしいこと」+「お祝いする人たちの気持ち」が込められた70歳の祝いであれば、きっと思い出に残る素敵な古希祝いになるはずです。

 

古希祝いをする場所

実家でも、レストランやホテルなど外でお祝いするのもいいですね。ベストは本人とお祝いする人たちが気兼ねなく話ができる場所。プレゼントや食事などを交えて、有意義な時間を過ごしてください。

古希祝い、ホテルで食事会を開くときに注意すべき点

古希祝いでは、いつもの外食とは違ったワンランク上の雰囲気が良い和食レストランが人気です。和食レストランは個室を完備していることが多く、周りを気にせず家族だけの時間を過ごせます。外食で古希のお祝いをするなら、静かで個室のあるレストランを選んでみてはいかがでしょう。

 

 

ホテルのレストラン

古希は特別なイベントです。高級でお洒落なホテルのレストランで、お祝いしてあげたいという家族はたくさんいます。家族や子供が多いご家庭は、事前にホテルに伝えておくと、大部屋の個室を手配してくれますよ。

 

長寿プラン

ホテルごとに長寿祝いの特別プランを用意しているレストランがあります。人気のホテルやレストランはプランも豊富。古希祝いに適したプランをお願いすることができます。だから事前にしっかりと下調べをしておきましょう。メニューやプランが分からない方は、お店のスタッフさんに相談・お任せしてみましょう。

 

70歳の古希のお祝いは、これまでの感謝や今後の健康を祝う席。いつもより奮発して「懐石」「割烹」「料亭」などでセッティングしてもいいですね。また主役のお父さんお母さんが好きなメニューを調理してもらえるサービスもあります。「こんな料理が好きだから作ってもらいたい」と、具体的な料理をリクエストしてお父さんお母さんを喜ばせてあげましょう。

 

自宅

「家族だけで楽しい時間を過ごしたい」と自宅でお祝いをされる方も多いです。自宅は体の負担も少なく、リラックスできますからね。自宅には自宅の良さがあり、外食には外食の良さがあります。古希を迎えられるお父さんお母さんの意見も聞きながら、「古希のお祝いをどこでするか」を決めるといいかと思います。